すみれの壺

青野すみれのブログ

フリーマーケットで会った素敵なお婆さん

フリーマーケットで大物をいくつか処理してきました。

持ち物が減ってくるにつれて、収納用品が余ってきてしまったのもあり
カラーボックスや衣装ケース、古いアウトドア用品、シュレッダーなどなど、
大きいもので、フリマアプリなどで売りづらい、捨てるのにも困るものたちをメインに
必要とされる方の手元に格安でお渡ししてきました。
 

 

たくさん来てくれたお客さんのなかに、とても素敵な考え方の女性が。

それはニット素材のスノーボードケースを買っていった老婆様。
 
「これは、何?」と聞かれ、
 
もー絶対使わへん人やから売れへんわ。とほぼ諦め姿勢からやりとりが始まったのですが、
ボードケースのニットを丁寧に撫でながら、
「ええ柄ですね。袖口に使えそう。」
 
。。。?
 
よく伺うと、そのおばさま洋裁をされるそうで、洋服の袖口に使えるそうなんです。おばさまにとっては、それがボードケースでも何でも関係なくて、ただ素材と柄を見つめていました。
 
しばらく話していた中で
印象的だった言葉は
 

「自分に合うものは自分で作ります。だから私の持ち物は、全部お気に入り。」

 

「既製品に気に入ったモノを探すほうが、難しい。」

 
 
ひとつの洋服もその時の自分にしっくりくる、サイズ、デザインにアレンジするそうです。
自分でつくり上げることができるからこそ、素材そのものを見る目があって、
必要か必要じゃないか判断している。
お気に入りを既製品からあれこれ探している自分が、急に陳腐に思えました。
 
そして、そういう持ち物に対する姿勢があれば買い物の仕方も変わってくるのだろうな。と。
裁縫は不得意すぎる私ですが、
自分で作る、デザインする。という事に憧れと興味がわきましたし、
モノを大切にする。お気に入りを増やす。ということの本質を見直したくなりました。
 

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