「発表会」撮らない、残さない選択
さて、週末は娘の保育園の発表会がありました。
舞台に立っても、モジモジせず、凛とした表情で居られるようになった彼女の姿に、成長を感じたのはもちろんのこと、
何年かぶりに、スケジュール調整にストレスなしで、夫婦揃って観賞に臨めたことが、家族の環境として成長を感じられた良い節目となりました。
発表会となると、我が子の「撮影」は必須でしょうか。我が家も夫がビデオ撮影をしましたが、今は1人一台スマホの時代。
観覧の親御さんたちで、ビデオが無い方も、みなさんスマホを構えて、オリジナルの1枚や動画を残そうと必死。
気づけば、もちろんわたしもその1人になっていました。
そうこうしてると、舞台のカーテンが開きます。しかし、その時の拍手のボリュームがそれはそれは、小さかったこと…
これでは、盛り上がりもへったくれもなく、何より今日この日に向けて一生懸命練習を積み上げてきた、ステージの上の子どもたちに失礼すぎるだろ…と。
「おやおや?」という違和感、即スマホは腿の上に。渾身の拍手に慌てて変更。
撮らない選択肢を考えてみた
その瞬間に、わたしはもう「今日は撮らないでいいや」と決めました。
未来に残すことばかり考えないで、
今、真剣に観て、感じよう。
それが大切大切大切…。
と言い聞かせて。
もう、自分のスマホに自慢の娘の画像を残したい欲との戦いですよね。
これは小さい子の親なら結構みんな、なるんじゃないでしょうか。
そんな小さい葛藤と戦いながらも、スマホはポケットにナイナイし、ステージの展開と心を直結させて観賞することに集中しました。比べられないけどこのほうが大事なのは間違いない。と信じて。
隣でディスプレイ越しにしか観てない夫にも、今すぐ腕を下ろして、自分の眼で観た方がいいのでは?そんなことを提案したくなりながらも、
自分の中にも、やっぱり映像を残したい欲があって
とりあえず、撮っといてもらう。笑
「今」を大切に心に残そう。
じつは映像を撮ってもあまり見返す習慣がないです。親が撮った自分が小さいときの映像もあるけど、ほとんど見たことない。し見たいって思わない人。
それなのに、撮影して残しておきたくなる。処分しにくいモノが増えるし、過去を振り返ったり、不確かな未来に残すより、「今」の質を高めたほうがいいって頭ではわかっているのに。
今に満足できれば、モノへの執着も減らせるのに。
結局は撮りすぎ増やしすぎずに、厳選して残していく。
そういったバランスと管理能力がいちばん大切なのでしょうね。
まだまだ修行が足りません。