得意なことで本当に好きなことが隠れていた人
ずっと接客の仕事をしてきました。
得意なので、ある程度こなしていれば褒められましたし、本気を出せばいい結果が残せるから、認められました。だからその仕事が「好き」でした。
好きなことより得意なことを仕事にした方がいい。
ということがよく言われていたりしますが、
そもそも好きがわからないまま、得意に進んでいた人って結構いるんじゃないでしょうか。
あるいは、人に認められることが「好き」な人。
私は両方そうでした。
だからずっとそこにいたのです。
疑いもせず。
初めから好きなことがわかっていて、「好きとは別」と割り切って得意を仕事にしている人はそれでいい。
得意から始めたことが、どんどん好きになってきたならとてもいい。
でも得意だから始めてみたら、認めらて、感謝されるから、なんとなくそれが自分の「好き」になっていた人は、錯覚してるかもしれないから、ちょっとよく考えて。
働き方が問われている現代では、本当に自分の心が好きと思っていることでないと、続かないし笑えない。ふとした挫折で心が萎れてしまう。これからは自分が好きなことが鮮明にわかっている人が強いと思う。
本当の好きを見つける方法
大人になってから自分が本当に好きなことを知っていくことは、ずっと得意だけにフォーカスしてきた人にとってはちょっと難しい。ついつい、今までやってきたことに流れて自分を肯定したくなってしまうから。
- ぼーっとしている時に、気づいたら考えていることは何か。
- たとえ報酬なしでもやろう。と思えることは何か。
最近はこの2つの問いかけで毎日自分の気持ちをよく観察することにしています。
それが、整理整頓や片付けることだったり、書くこと。だったりと、
今まで想像もできなかった地味な(失礼)ことが多いのかも。。と、少しずつわかってきているところです。
もちろん、今でも人前に立ったり、接客すること嫌いでありません。得意なので苦労しないからです。ただそれなりに対価がほしいと思ってしまう。それが接客は「ライフ(life)ワーク」ではなく「ライス(rice)ワーク」だったということを教えてくれています。